谷川連峰 谷川岳 1,963.2m(西黒尾根 途中敗退)

策を弄し策で自爆撃沈

30日6時 30日9時 30日18時
30日6時 30日9時 30日18時
GPS LOG 西黒尾根下部 空は明るい
降ってきた 少し判り難いところ 小ピークへAI沢さん



日 時   平成19年12月30日(日)  
参加者  相沢さん、LTQ
行き先  谷川連峰 谷川岳 
天 候   12月30日 曇り後雪
気 温   30日 0.8度〜2.2度 (6時〜11時)
      30日 現地:下山ポイント9時50時の気温-7℃
風 速  30日 1M〜3M (6時〜11時) ENE
      (気象データ観測ポイントは群馬県水上)
ウインドプロファイラ
      30日10:00(観測地 群馬県熊谷)1KM SW 4M ;2KM W 11M ;3KM W 16M ;4KM SWS 16M ;5KM SWS 26M
装 備   冬山標準
登はん用具:ピッケル、アイゼン
雪山装備:Wストック
ナビ用品:GPS、Mポインター、地図、シルバコンパス
防寒具:合羽で代用・フリース
飲み物:水 500ml ポカリスエット500ml
食料品 ハイカロリーぜリー2個 握り飯2個 菓子パン2個
その他 非常食1,000Kcal分
残 量  ハイカロリーぜリー2個 握り飯2個 菓子パン2個


コースタイム 事柄 備考
30日(日)
03:40 聖籠新発田IC          大雨、路面の轍に水が溜まり怖い。
06:10 水上IC              お月様に感動
06:40 谷川岳ベースセンター     素晴らしい施設だ
07:00 同上発              路面凍結
07:40 送電線              取付で道路1本間違う
08:25 1,100m              雪がモナカ状になるし、風雪が強くなる。
09:00 1,259m              広くなって判り難い
09:51 小ピーク             行動停止
10:40 送電線              誰も来ない。
10:57 指導所前


GPSデータ
TP積算距離    3.79KM
TP移動時間    1:47
移動平均速度    2.1KM
全体平均速度    1.0KM
累積標高(+)     660M
最高到達点     1,499M

概略
12月30日(日)〜1月1日(火)の予定(予備日1日)で北アへ相沢さんと出かける計画でいた。ところがドンピシャのタイミングで寒波に覆われることは北半球の高層天気図で2週間くらい前から何だか危なげ?が10日前には危ない?1週間前にはダメかな?
5日前には諦めとなった。代替案として、相沢さんから谷川西黒尾根日帰りの案が出た。
ワンチに掛けるか?となり天気図を眺める。案外30日中は等圧線が横に寝ていて、西風が吹きそうなので谷川なら、苗場、妙高方面の風下なので、雪雲にかからないかも?
また、低気圧が抜けてから寒気が入るまでの時間差を利用できるかも?と考え軽装・速攻の作戦で出かけた。
また、軽装であるため撤退も早めに決断するつもりで登りはじめた。

反省点
気象はそんな、単純なものでもなかった。結果論だけど、今回のように強い冬型に移行するまでの間、気圧の谷が残ると予想外に荒れる。また、下部が凍っていたので喜んだものの、少し上がるとモナカ状態で難渋した。


記録

朝、国境のトンネルを抜けたら星空と月が見えた。相沢さんと私は車中で小躍りして喜んだ。
大河ドラマの上杉謙信よろしく、『天は我を選んだフッフッんはははは〜』という感じ。
何せ、新潟を出る時は当に土砂降りの大雨のなかでの出発だったのだから・・・・
ルンルン気分で水上ICから谷川岳へ向かう。
土合に近づくと、山頂まで見える。完璧と思った。ただ、気温が高いとは感じていた。
車を変な所に停めないで、ベースセンターの駐車場へ入れて着替えて準備する。ヤマ屋がエレベーターに乗り駐車場から出かけるというのも、違和感があるがここだけが特別なんだろう。

辺りを見ても新雪が降った気配はない。
暖かいとはいえ、路面は凍結している。完璧だ。これで、暖気で雪が溶けたあと凍っているはず。
さあ、これでラッセルなしテケテケ進める。と大喜び。軽装なのでスピードを上げたいところだ。
取り付きで少しモタついたけど、登り始めて早々に凍っているのでアイゼンを付ける。
送電線をやり過ごして上に進むとどういうわけか、雪がモナカ状態となりやや手こずる。この頃から雪が気になるようになった。
また付近の山はガスの中に姿を消した。
振り返ると、トレースも直ぐに消える。時折膝上まで潜りながら登るので時間がかかる。天候も悪化の一途。絶え間なく七ツ小屋方向から風が吹く。おかしいなあ・・・・

新雪も吹き溜まってきて難渋する。相沢さんもユキナデ沢の源頭付近までにしよう。となって時間ではなく場所で切ることにした。
鎖場を通過して小ピークに上がると、不安定な雪で悪い下降がある地点にきた。振り返ると既にトレース消えている。
ここで下山とした。
小ピーク下の小さな岩場を気を付けて通過して抜かりながら下山。
指導所前で2人のパーティーとスライド。それ以外には誰とも遭わなかった。

予定より随分早く下山したので、下ミチで新潟へ向かい、六日町の五十沢温泉に入って小出ICから高速に入り帰途についた。

お天気のタイミンを外し、五十沢温泉の混浴岩風呂がお掃除中で内湯(男女別)をご利用下さい。とフロントで言われどうにもタイミングがずれっ放しの珍道中だった。
混浴のオネエちゃんを期待してワザワザ五十沢まで降りてきたのに・・・
こんなら、法師温泉にすりゃよかった・・・・・・
まあ、お天気も、混浴温泉もタイミングがズレて

まあ、〆としては今年一年感じさせるタイミング、間の悪さを露呈した山行でした。
はい。






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